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インビザラインの洗浄方法や正しい装着方法

 

こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です!

 

近年人気を集めるマウスピース矯正のなかでも特に人気を集めているのがインビザラインです。この記事では、インビザラインの洗浄方法や保管方法を詳しく解説していきます。

 

■インビザラインは清潔に保つことが重要

 

インビザラインは、痛みが少ないことや見た目が気にならないことなどから人気を集めている矯正治療の方法ですが、お手入れには注意が必要です。インビザラインの洗い方や装着方法をしっかり把握しておかないと治療計画通りの効果が発揮されない可能性もあり、衛生的に問題が出てしまう可能性もあります。

 

インビザラインを清潔に保たなければならない理由は「虫歯・歯周病の原因になるリスクがある」ことや「口臭の原因になること」などがあげられます。

 

マウスピースを装着していると、どうしてもお口の中に菌が繁殖しやすくなります。マウスピースをしっかり洗浄していないと菌がそのままインビザラインのアライナーに存在してしまうことになり、虫歯や歯周病のリスクを大きくしてしまいます。治療中に虫歯や歯周病になると治療を中断し、そちらの治療が優先されてしまいます。治療が計画通りに進まなくなってしまう可能性があります。

 

また、食事をする際にはインビザラインは取り外しができますが、歯と歯の間や溝に食べ物のかすが残った状態でアライナーを装着すると、悪臭の原因になってしまいます。食べかすの有無は関係なしにマウスピースによって密閉された空間になるので、臭いの元となる菌が繁殖しやすい状況だということを理解しておきましょう。

 

■インビザラインの上手な洗浄方法

 

インビザラインはマウスピース型の矯正装置なのでワイヤー矯正のようにずっとつけているわけではなく、比較的頻繁に取り外します。

 

理想なのは、マウスピースを外すたびに水でこすり洗いを行うことです。アライナーに適度な強さの流水をかけて、優しく指で全体をこするように洗います。外出先は最低限この洗浄方法を守り、おうちではより丁寧な洗浄を心がけるのが良いでしょう。

 

歯ブラシを使って優しくマウスピースを磨き洗いしてあげましょう。使用する歯ブラシはマウスピースを傷つけないように毛先のやわらかいものを選びます。マウスピースは1日に20時間以上装着しているため、見た目には見えなくても汚れや菌がたくさん付着しているので、外すたびにこまめに洗うようにしましょう。

 

*1週間に3回程度洗浄剤を使用するのがおすすめ

 

基本的には流水によるこすり洗いで問題ありませんが、継続的に使用していると汚れや菌が蓄積されるため、定期的に専用の洗浄剤を使用するのがおすすめです。

 

■インビザラインを洗浄する際の注意点

 

・必ず水で洗う

お湯やぬるま湯を使用すると汚れも綺麗に落ちると考える人も多いかもしれませんが、マウスピースが変形してしまう可能性があるので洗浄には水を使用しましょう。変形に気づかず使っていると歯が計画通りに移動されず、アライナーの作り直しになるリスクもあります。

 

・しっかり乾燥させる

菌は湿っている場所を好むため、洗浄した後はすぐに装着せずに、しっかり乾燥させた上で装着したり保管するようにしましょう。ケースの上にティッシュなどをしいて水を吸い込ませると良いです。

 

・研磨剤入りの歯磨き粉はNG

汚れを落とすためには研磨剤入りの歯磨き粉は有効ですが、マウスピースや歯に傷をつけてしまう恐れがあります。歯磨きをしたついでに研磨剤が入った歯磨き粉でインビザラインを洗浄する、という方も見られますが、これは正しくない方法です。

 

これらの注意点を厳守しないと変色したり、カビが生える可能性もあり、健康問題にも繋がりかねません。

 

■インビザラインの装着・取り外し方法

 

正しい洗浄方法と共に、正しい装着方法を知っておくこともとても大切です。

 

【装着方法】

 

マウスピースを両手で持って前歯側からゆっくりとマウスピースに圧力をかけて装着していきます。取り付ける際は、噛まないように注意が必要です。マウスピースを噛んでしまうとダメージを負ったり変形するリスクがあります。装着する際に頬の内側の粘膜が、インビザラインと歯の間に巻き込まれてしまい、傷ができて粘膜部分が炎症を起こす恐れもあります。手で装着が終了する時に、次にチューイーを噛み、歯へのフィット感を高めます。新しい段階のアライナーに変更したあとの数日間は、装着時に必ずチューイーを噛むようにしましょう。

 

【取り外し方】

 

インビザラインを取り外す際は、前歯部分から外さずに、奥歯の歯の裏側から丁寧に外すようにしましょう。それ以外の部分から外してしまうとマウスピースに傷をつける恐れがあるので要注意です。アタッチメントが歯から離脱してしまう恐れもあるので、奥歯の歯の裏側から外す、というルールは必ず守るようにしましょう。

 

治療をスタートしたばかりではじめてインビザラインを取り付ける時やアライナーを新しい段階のものに交換した際は少々外しにくさを感じるかもしれませんが、毎日取り外しや装着を繰り返すうちに次第に慣れてきます。

 

インビザラインの装着方法は意外とコツが必要で難しいですが、説明したルールを守って焦らずに行えば問題はありません。間違った方法で適当に装着してしまうと口腔内を傷付けたり、マウスピースにダメージを与えてしまうので雑に扱わないようにしましょう。

 

■インビザライン治療の流れ

 

①カウンセリング

②検査

③クリンチェック

④定期検診

⑤保定期間

 

保定期間は、移動させた歯をその位置にとどめておくために必要不可欠な期間です。「もう歯並びが綺麗になったから大丈夫!」とサボらずに担当医の指示に従って保定装置を一定期間装着しましょう。

 

■まとめ

 

インビザラインの洗浄方法や正しい装着方法などをきちんと厳守しマスターすることで、理想的な歯並びを実現できます。インビザラインのアライナーは非常に重要度が高いので、変形させたり紛失させると計画通りの矯正治療ができなくなる可能性があります。

 

お手入れ方法には気を使い、正しいケアをしながら矯正治療を行いましょう!