こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です!
近年注目を集めているマウスピース矯正のなかでもインビザラインはとくに人気が高く、世界各国で使用されています。この記事ではインビザラインで治療中の生活はどのような感じになるのかを、詳しくご紹介します。
■インビザライン治療中の生活はどうなる?
インビザラインの治療期間には個人差はありますが、およそ1年〜3年程度かかると言われています。長い期間に及ぶ治療なので、生活がどのように変化するのか不安な方もおおいですよね。
しかし、ワイヤー矯正と比較すると治療前と治療中でおおきく変わることはそれほどありません。ワイヤー矯正の場合は固定式になっているため、食べ物の制限や、お手入れにもコツがいりますが、マウスピースは比較的楽な気持ちで治療をしていただけます。
矯正装置を装着しているため、多少の変化や自己管理などは必要になりますが、マウスピースは取り外しができるため、生活のリズムが変わったり、面倒な習慣や制限が急激に増えることはありません。
インビザライン治療中の生活を。ポイントを絞って見てみましょう。
①装着時間は1日20〜22時間以上
マウスピースの装着時間は1日20〜22時間以上必要になります。つまり、食事や歯磨きをする時以外は常に装着しているようになります。
寝ているあいだはもちろん、日常生活において常にマウスピースの装着が求められるので、はじめは違和感を感じてしまい、ストレスに感じるかもしれませんが、習慣化すれば次第に違和感も薄れ、慣れていきます。
装置を自由に着脱できるのがインビザラインの大きなメリットでもありますが、装着を忘れてしまい、時間を守らないと治療計画通りに治療が進まなくなる可能性があるため、装着時間を守れるように工夫して生活しましょう
②1〜2週間ごとのマウスピースの交換
インビザライン治療では、現状の歯並びよりももう一段階進んだ状態のマウスピースを使用することで、ギャップにより歯に力をかけて移動させていきます。
1週間〜2週間に1回の頻度で、新しい段階のマウスピースにする必要があり、交換のタイミングを間違えたり、怠ってしまうと治療計画通りに進まなくなり、治療期間が延長になるリスクがあります。あらかじめ交換日を確認しておいて、書き留めておくのがおすすめです。
③マウスピースの衛生管理(お手入れ)
インビザラインは固定式ではないため、取り外しが可能です。その分、マウスピースの衛生状態も自分でしっかり管理しなくてはいけません。また、常に装着しているわけではなく食事や歯磨きをするときは取り外すため、紛失してしまわないようにケースへ入れて持ち運ぶことが大切です。
④歯科医院への定期的な通院
インビザラインに限った話ではなく、矯正治療をスタートさせたら、指示に従って定期的に歯科医院へ通院する必要があります。
日頃歯科医院に行く習慣がない方は、はじめは億劫に感じてしまうかもしれませんが、治療は正確に進んでいるか、不備はないかなどを見てもらうために大事な機会なので、通院はサボってはいけません。インビザライン治療の通院頻度は2ヶ月に1回程度、年に6回ほどで済みますので、負担はそれほど大きくなるわけではありません。
■インビザライン治療中の注意事項
インビザラインで治療中の期間は、下記の点に注意しましょう。
・マウスピースを取り外して飲食する
インビザラインで治療中の場合、飲食をする際はマウスピースを取り外して楽しみましょう。マウスピースをつけたまま飲食してしまうと、本体の破損につながります。マウスピースを装着したままドリンクを飲む場合は、水にします。飲食が済んだらできるだけすぐ歯磨きを行い、速やかに再装着することが重要です。歯磨きが難しい時はマウスウォッシュで口腔内をきれいにしましょう。
・糖分が多い食べ物・飲料は極力避ける
インビザラインはワイヤー矯正よりも食事制限はありませんが、虫歯のリスクを高めてしまう糖分の多い食べ物は極力避けましょう。虫歯になってしまうと矯正治療を中断して虫歯治療を優先しなくてはいけません。当初の治療計画に狂いが生じますので、虫歯のリスクを減らすためにも甘いものはなるべく控えておきましょう。
・マウスピースを正しく装着する
マウスピースを正しく装着することも重要です。マウスピースが歯から浮いたり、密着しなかったりすると、歯が正しく移動できない恐れがあるので、隙間ができないように装着しましょう。なかなかうまく装着できない場合は歯科医院に相談してみるのがおすすめです。
■まとめ
インビザラインはワイヤー矯正と比べると、比較的ストレスのない矯正治療方法なので、はじめての方も安心です。この記事で紹介した内容や注意点を守りながら、しっかり管理していくことで理想の歯並びが手に入りますよ。