こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です！

インビザラインはワイヤー矯正よりもストレスや負担はないと言われていますが、生活がまったく変わらないというわけではありません。この記事では、インビザライン治療中の痛みや不快感についてお話しします。

■インビザライン治療はなぜ痛みや不快感が少ないと言われている？

インビザラインをはじめとしたマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比較すると痛みや不快感が少ないと言われています。これは、歯の動かし方が異なるためです。ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットを装着してワイヤーを通し歯に強い力をかけて動かしますが、インビザラインの場合は、装着するマウスピースと歯並びとの間にあるギャップによってゆっくり歯を移動させていきます。こういった違いからインビザラインは痛みの少ない治療方法といわれていますが、「全く痛みを感じないわけではないでしょう？」「不快感はないの？」と不安に思う方も多いかもしれません。そんなときはどのように対処すれば良いのでしょうか？

その痛みや不快感に対処するための効果的な方法を見ていきましょう。

■痛みがある時の食事の工夫

インビザライン治療中に痛みを感じる場合は、下記を意識して食事を工夫しましょう。

①柔らかい食べ物の選択

インビザライン調整時や新しいマウスピースを装着した直後は、柔らかい食べ物を選んでください。スムージーやスープなどが適しています。

②冷たい飲み物の摂取

冷たい飲み物やアイスクリームを摂ることで、歯茎の腫れや痛みを和らげることができます。

③小口で噛むことを意識

大きな口を開けず、小口で噛むことで歯への負担を減らし、痛みを和らげることができます。

■装置が当たって痛む場合の対処法

①保護材の利用方法

矯正装置の一部が当たる場合は、その部分に歯医者が提供した保護材を使用して痛みを軽減できます。

②保護剤の使用法

保護剤を利用して、装置が当たる箇所を保護することで、不快感を軽減することができます。

③歯医者に相談するタイミング

痛みや不快感が続く場合は、歯医者に早めに相談し、装置の調整が必要かどうか確認しましょう。

■適切な着脱方法で歯への圧力を軽減

インビザラインを正しく着脱することで、歯への圧力を軽減できます。歯医者から教わった正しい手順を確認しましょう。

・過度な力を避けるためのポイント

力を入れずに、ゆっくりと装置を外すことが大切です。無理に取り外すと歯への負担が増えます。

・装置の清潔に注意する方法

着脱する際や取り外した後は、インビザラインを綺麗にしましょう。清潔な状態で装置を保つことで、不快感を軽減できます。指や柔らかい歯ブラシで優しくこすり洗いする方法や、専用の洗浄剤を使用してつけ置き洗いする方法があります。

■痛みや違和感を和らげる方法

・アイスパックや冷却ジェルの使用

痛みを和らげたいときは、アイスパックや冷却ジェルを使って、腫れを軽減させることができます。冷やしすぎは逆効果なので注意してください。

・口腔ケア用品の活用

口腔ケア用品を適切に使用して口内を清潔に保ち、痛みを緩和させましょう。歯磨き粉やうがい薬の利用も役立ちます。

・痛みが続く場合は歯医者への相談

痛みや不快感が続く場合は、我慢せずに歯医者に相談しましょう。装置の調整が必要かどうかを確認してもらうことができます。

■継続的な不快感への対処法

・治療の進捗による期待値の理解

治療が進むにつれて、痛みや不快感が変動することがあります。その時々に合った方法で継続的なケアを心掛けましょう。

・歯医者の指示に従ったケア

歯医者が提供するケアの指示に従うことで、不快感を最小限に抑えることができます。治療計画通りにケアを続けましょう。

・心地よい状態になるまでの忍耐と理解

治療中の不快感は一時的なものであり、歯の健康を向上させるためのプロセスです。理解を持ちながらケアを続けていく忍耐強さも必要です。

■まとめ

痛みや不快感は一時的なものであることも多いですが、継続される場合は気になることがある場合は遠慮せずに歯医者に相談しましょう。