こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です!
インビザラインは、透明で取り外し可能なマウスピース型の矯正装置として人気を集めています。しかし、使用中の生活習慣について疑問を持つ方も少なくありません。そのなかでも、「お風呂に入るときはどうすればいいの?」「サウナや岩盤浴は大丈夫?」という疑問を持っている方はたくさんいます。
本記事では、インビザラインをつけたままお風呂に入っても大丈夫なのか、そしてその際の注意点について詳しく解説します。
■インビザラインをつけたままお風呂に入るのは基本的にOK!しかし…
インビザラインを装着したままお風呂に入るのは基本的に問題ないと言われています。装着時間を守るためにも装着したままの方が治療結果は出やすいでしょう。しかし、インビザラインは非常に軽量で弾力性がある特殊なプラスチック素材でできており装着感が快適な一方で、熱には敏感なため、高温に長時間さらされると形状が変わる危険性があります。
一般的なお風呂の温度は40〜42℃程度なので、あまり問題はないと言われていますが、お風呂に長時間浸かる場合、インビザラインをつけたままだと微妙に影響を与える場合があります。
*湯気や湿気にも注意*
湯気や湿気にも注意が必要です。湿気が多い環境では、インビザラインが汚れやすくなり、雑菌の繁殖を招く恐れがあります。そのため、衛生面でも配慮が必要です。
■装着したままお風呂に入る場合の注意点
装着したまま入浴したい場合は、水温を若干ぬるめに設定するか、長時間の入浴は避け、短時間で済ませるようにしましょう。短時間で入浴を終えるためには、事前に体を洗ったり、必要な物を準備しておくと効率的です。シャワーを活用するのも良い方法でしょう。また、湯気がこもるときは、換気扇を回したり、窓を開けることで湿気を軽減できます。
■インビザラインを外して入浴する際の注意点
入浴中にインビザラインを外すという場合は、必ず専用ケースに保管しましょう。むき出しのまま置いておくと、汚れや菌が付着する恐れがあります。専用ケースに入れることで、紛失や破損のリスクを減らせます。
■岩盤浴やサウナは?
岩盤浴の室温は45°ほどでお風呂とあまり変わらないため、基本的にはマウスピースを装着したまま入ってOKとされています。しかし、サウナに入る場合はインビザラインは外すのが望ましいでしょう。
サウナの室温は最も低い位置でさえ、70〜80℃くらいで、インビザラインを装着している顔あたりの温度は、90℃ほどになっていることもあります。インビザラインの素材上、先述したように高温の環境においては変形するリスクがとても高くなってしまうため、サウナでは当然変形してしまう可能性が高くなってしまいます。
■まとめ
インビザラインをつけたままお風呂に入ることは可能ですが、長時間入浴や温度には気をつける必要があります。外す場合も保管方法や清潔さに注意し、適切にケアすることを忘れないようにしましょう。インビザラインのことで気になることがあれば、担当の歯科医師に相談し、正しい知識を身につけてから判断しましょう。