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床矯正しているとき、体育の授業やスポーツはどうすればいい?

こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です!

歯並びを整えるためにお子さまが床矯正装置を使用していたり、小児矯正を検討中の親御さんにとって、学校での体育の授業やスポーツ活動は気になる心配事のひとつだと思います。


「装置を付けたまま運動しても大丈夫なのか」「外した方が良い場合はどんなときなのか」など、不安や疑問を抱える方も多いでしょう。本記事では、床矯正で治療中の場合の運動について詳しく解説します。


■基本的に装着したままでOK!
結論からいうと、基本的には、床矯正装置を装着したまま体育やスポーツを行っても問題ありません。床矯正装置は通常の運動では外れにくい設計になっており、適切に装着されていれば口の中で大きく動くこともなく、怪我を引き起こすリスクも低いためです。床矯正は一日14時間以上の装着時間が必要になるので、効果を最大限に引き出すためにも、一時的に外すのはあまり好ましくはありません。可能な限り外さないことが推奨されます。


■装置を取り外した方が良い場合
治療効果を引き出すためにも、体育の授業中やスポーツ活動中に取り外さずに装着したままにするのが望ましいですが、状況によっては取り外した方が良い場合もあります。下記のような場面では、取り外して安全を優先させてください。


・激しい接触が伴うスポーツ
ラグビーやサッカーなど、プレイヤー同士が接触することが多いスポーツでは、衝撃で装置が外れたり口内を傷つけたりするリスクがあります。このような場合は、事前に外しておくと安心です。


・装置破損や口内トラブルのリスクが高い場面
柔道やレスリングなどの競技では、床に押し付けられる動きや顔への圧力が発生することがあります。こうした動作が原因で装置が破損したり、口の中が傷ついたりする恐れがあるため、装置を外して対応するのが安全です。


・痛みや違和感がある場合
運動中に装置が当たって痛みを感じたり、違和感が強い場合は無理をせず外してください。痛みを放置すると治療の妨げになるだけでなく、運動への集中力も下がってしまいます。


■矯正治療中の体育やスポーツの工夫と対策
装置を装着したまま運動する際には、安全に行うためにも、装置がしっかりと装着されているかを運動前にしっかり確認することが大切です。緩んでいる場合は、歯科医師に調整を依頼しましょう。また、取り外すことも視野に入れ、万が一外した場合に備えて装置を保管できるケースを持ち歩くことも大切です。決まった場所に保管しておかないと紛失や破損のリスクに繋がります。


■運動中にトラブルが起こったら?緊急時の対応
万が一運動中に装置が破損したり紛失した場合は、自己判断せずに速やかに歯科医師に相談しましょう。無理に装置を装着し続けると、さらに口内を傷つける可能性があります。また、トラブルを防ぐためにも、床矯正中であることを、学校の担任や部活動のコーチに伝えておくと、より安心して運動に参加できます。


■まとめ

床矯正装置を装着している間も、基本的には体育やスポーツを楽しむことは可能です。装着したままで問題ないことが多いですが、激しい接触が伴うスポーツや違和感がある場合には無理をせず取り外しましょう。

「これはどうなんだろう?」「この場合はどうすればいい?」など、細かい疑問や不安もぜひお気軽にご相談ください。治療と日常生活を両立させながら、健康的に過ごしていきましょう。