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お子様の矯正中に気をつけたい生活習慣5選

こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です!

 

お子様の矯正治療をスムーズに進めるためには、日々の生活習慣の見直しも重要です。矯正装置をつけていると、歯磨きのしづらさや食事制限、違和感など、さまざまな課題が出てきます。しかし、正しいケアや生活習慣を身につけることで、矯正治療の効果を最大限に引き出し、トラブルを最小限に抑えることができます。

 

本記事では、お子様の矯正治療中に気をつけたい5つの生活習慣について詳しく解説します。

 

■正しい歯磨き習慣

矯正装置を装着すると、歯と装置の間に食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすくなります。放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まり、治療の効果に悪影響を及ぼす可能性があります。矯正治療中は特に正しい歯磨き習慣を身につけることが重要になります。

 

✔️1日3回〜5回の歯磨き

特に食後と就寝前は丁寧に磨くようにしましょう。

✔️矯正専用の歯ブラシを使用する

ブラケット装着の矯正をする場合は、細かい部分を磨ける矯正専用の歯ブラシや歯間ブラシを使用すると効果的です。

✔️フロスや歯間ブラシを活用する

ワイヤーの間や歯の隙間は歯ブラシだけでは磨きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。

✔️フッ素入りの歯磨き粉を使用する

虫歯予防のために、フッ素が配合された歯磨き粉を使用するとよいでしょう。

 

小さなお子様の場合は、親が仕上げ磨きを手伝うことも大切です。正しく磨けているか確認しながらサポートしてあげましょう。

 

■治療に沿った食生活

 

ワイヤー矯正かマウスピース矯正かで食事制限は変わりますが、どちらも工夫は必要です。ワイヤー矯正の場合は常に固定されているので、硬い食べ物や粘着性のある食べ物、繊維質の多い食べ物は極力避けるようにしてください。また、マウスピース矯正の場合は食事の際に取り外すことができるので基本的に食事制限はありません。マウスピースを装着したまま水以外のものを口にしないように注意してください。

 

■口呼吸や頬杖などの癖

 

矯正治療をしていても、日常のクセが歯並びに悪影響を与えることがあります。特に口呼吸や頬杖の習慣は、治療の妨げになるため注意が必要です。

 

・口呼吸の影響

口呼吸をしていると、舌の位置が適切でなくなり、歯並びやあごの成長に悪影響を及ぼします。また、口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯肉炎のリスクも高まります。口呼吸を改善するためには、鼻呼吸を意識し、場合によっては耳鼻科で診てもらうことも検討してください。

 

・頬杖の影響

頬杖をつく癖があると、片側に過度な圧力がかかり、あごの形が歪んでしまうリスクがあります。すると噛み合わせのズレを引き起こし、矯正治療の効果を妨げることにつながります。お子様が無意識に頬杖をついていないか、気をつけて見てあげましょう。

 

■矯正装置の破損

 

矯正治療中に装置が壊れると、治療の進行が遅れたり、不快感を伴うことがあります。装置を長持ちさせるためには、下記の点に注意しましょう。

 

  • 硬いものを噛まない
  • 衝突があるようなスポーツのときはマウスガードを使用するなどの工夫をする
  • マウスピースは専用ケースに入れ、紛失や破損を防ぐ

 

もし装置が壊れた場合は、時間を置かずにすぐに歯科医院に相談し、適切な対応を受けてください。

 

■矯正中の痛みや違和感

 

矯正装置をつけたばかりのときやワイヤーを調整した直後は、痛みや違和感を感じることがあります。お子様が快適に過ごせるよう、痛みを和らげる工夫をしてあげましょう。冷やす、または痛み止めを使用するなどの対処が必要な場合もあります。どうしても痛みがひどい場合は、歯科医師と相談して指示を仰ぎましょう。

 

■まとめ

お子様の矯正治療を成功させるには、正しい生活習慣が欠かせません。歯磨きや食事の工夫、悪い癖の改善、装置の取り扱いに気をつけることで、矯正の効果を最大限に引き出すことができます。親子で協力しながら、快適な矯正生活を送ってください。