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インビザラインの仕組みを解説!どうやって歯が動くの?

こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です!

歯並びを整えたいけれど、「目立つワイヤー矯正には抵抗がある」「仕事中でも自然に装着できる方法がいい」という理由で躊躇する人も少なくありません。そんな方に選ばれているのが、インビザラインという透明なマウスピース矯正です。


しかし、比較的新しい方法なので、「どうやって歯を動かしていくの?」という疑問を持つ人も多いと思います。今回の記事では、インビザラインで歯が動く仕組みをわかりやすく解説していきます。

 

インビザラインとは?

 
インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、取り外し可能な透明マウスピース型矯正装置です。正式には「インビザライン・システム」と呼ばれ、これまで世界で1400万人以上が治療を受けている実績があります(2025年現在)。一般的な矯正と違い、金属のブラケットやワイヤーを使わず、透明なプラスチック製のマウスピースを約1週間〜2週間くらいの一定期間ごとに交換しながら、少しずつ歯を動かしていくのが特徴です。

 

どうやって歯が動くの?

 ✔️3Dスキャン

まず、矯正を始める前に行うのが、口腔内の3Dスキャンです。「iTero(アイテロ)」という専用スキャナーで、歯型をデジタルデータ化するので従来の型取りのように不快感もなく、数分で終わるのがポイントです。このスキャンデータをもとに、歯の動きを段階的にシミュレーションし、ゴールまでの「治療計画」が立てられます。この流れは患者様も確認できるので、「自分の歯がどう変わっていくか」を可視化できるのも安心材料の一つになります。

✔️マウスピースの作成

治療計画に基づいて、1つ1つの段階に合わせたマウスピースがオーダーメイドで作成されます。マウスピースは基本的に1〜2週間ごとに交換し、各ステップで少しずつ歯を動かしていきます。1枚で動かせる歯の移動量はわずか0.25mm程度で、細かくステップを踏んでいくことが重要な方法です。

✔️歯を動かす「アタッチメント」と「加圧設計」

インビザラインのアライナーはただのマウスピースではありません。マウスピースの形状そのものに、歯にかける力(加圧)が計算されており、狙った方向に最適な力がかかる設計がされています。

また、アタッチメントと呼ばれる歯の表面に取り付ける小さな突起物はマウスピースの力を効率よく伝える役割を果たし、動きにくい歯をしっかりコントロールできます。

 

インビザラインの特徴とメリット



  • 透明で目立ちにくい:装着していても気づかれにくいので、接客業や営業職の方にも人気。
  • 取り外しが可能:食事や歯磨きのときは外せるので、お口の中を清潔に保てる。
  • 痛みが少ない:段階的に歯を動かすので、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ない。
  • 通院回数が少なめ:まとめてマウスピースを受け取れるため、通院の頻度が少ない。

 

注意点やデメリットは?

①1日20〜22時間の装着が必須:

インビザラインは自由度が高い分、自己管理が重要です。つけ忘れが多いと、予定通り歯が動かず、治療期間が延びることもあります。

②適応できない症例もある:

重度の不正咬合(受け口・開咬など)や顎の骨の問題がある場合、ワイヤー矯正のほうが適していることもあります。希望すれば必ずインビザラインで治療できるとは限りません。

 

まとめ

 インビザラインは、最新のデジタル技術を活かした目立たない矯正治療として、近年多くの人に選ばれています。その仕組みはシンプルに見えて、実はかなり緻密に設計されているのです。歯並びを整えることは、見た目だけでなく、噛み合わせや全身の健康にも良い影響を与えます。

「矯正はちょっとハードルが高い」と感じている方こそ、ぜひ一度インビザラインを検討してみてください。当院では随時カウンセリングを実施しております。お悩みや相談がある方はぜひご来院ください。