こんにちは。福岡市博多区にある「たかの歯科クリニック」です！   歯列矯正といえば従来からのワイヤー矯正をイメージする方も多いかもしれませんが、最近は痛みも少なく、見た目も目立たないマウスピース矯正が人気を集めています。なかでもインビザラインは特に患者数も多く、満足度の高いマウスピース矯正です。 この記事では、インビザラインで矯正治療をはじめる前に知っておきたいことをまとめてみました。検討している方はぜひ参考にしてくださいね。  

■そもそもインビザラインってどんな治療方法？

  インビザラインは1997年にアメリカで誕生したマウスピース矯正です。患者様の歯型をコンピューターを用いて採取し、透明なマウスピースを段階的にいくつか作成の後、歯に装着することで歯列を正しく整えます。マウスピースは1日20〜22時間以上装着し、1〜2週間おきに新しい段階のマウスピースへと交換します。装着するマウスピースは、現在の歯列よりも進んだ状態の歯列になっているため、ギャップがうまれます。そのギャップにより歯に圧力がかかり、歯が移動します。  

■インビザラインが人気な理由

  インビラインが人気を集める理由は主に、「痛みが少ない」「矯正装置が目立たない」という点です。ワイヤー矯正の場合、ブラケットとワイヤーを歯に取り付けて矯正力をかけて歯を移動させますが、強い力がかかるため、痛みが生じます。矯正治療でも痛みを不安に思う声は多く、マウスピース矯正のインビザラインであれば、その多くの悩みを解決できます。耐えがたい痛みを伴うことはなく、痛みが生じたとしても、マウスピースを装着した当日で治ることがほとんどです。   また、ワイヤー矯正の場合は金具を使用することが多いため、笑ったときなど口元を開いたときに目立ってしまうというデメリットがあります。しかし、この点もマウスピース矯正であれば心配いりません。矯正装置はほとんど透明な見た目をしているので、装着していてもあまり目立たないため、審美性にも優れています。  

■インビザラインは自己管理が必要

  インビザラインは、メリットも多い矯正治療ですが、その分注意点やデメリットもあります。インビザラインは装着時間を守らないと、当初の治療計画通りに治療が進まない可能性があります。インビザラインは1日20〜22時間以上の装着時間が必要ですので、単純に考えると、食事や歯磨きをする時以外は常に装着していることになります。   ワイヤー矯正であれば、固定式で常に歯に取り付けられているので、装着時間を常々気にする必要がありませんが、インビザラインはそうはいきません。装着時間が不十分にならないように、スマートフォンのアプリなどを活用するのもおすすめです。自己管理が苦手な方は、ワイヤー矯正の方が向いている可能性があります。  

■ワイヤー矯正よりも適応症例は少ない

  ワイヤー矯正は幅広い歯列に対応できますが、インビザラインは、症例が限られます。重度の不正咬合や、大きな歯の移動を伴う歯列矯正、抜歯が必要な場合など、インビザラインは適応できない可能性があります。   自分がインビザラインを希望しても、ワイヤー矯正でしか治療できない可能性があることも知っておきましょう。  

■口腔内を清潔に保つことが重要

  ワイヤー矯正は固定式で常に装着されているので、お手入れにコツがいるということは多くの方が知っていると思いますが、インビザラインで矯正する場合もお口の中を清潔に保つことはとても重要です。   日頃のお手入れは徹底して、お口の中は常に清潔でいられるようにしましょう。お口の中の衛生状態がよくないまま、マウスピースを取り付けてしまうと、虫歯のリスクも高くなってしまいますし、マウスピース自体にも汚れが付着してしまいます。どんな歯列矯正方法でも、お口の中を綺麗に保つことは欠かさないようにしましょう。  

■インビザラインの交換のタイミングはしっかり守る

  冒頭でも説明したように、インビザラインは段階的に作成され、1〜2週間ごとに新しいものへと交換していきます。交換のタイミングに関する詳しいことは担当医から指示されるので、それに従ってきちんと交換しましょう。     装着時間を守っていても、適切なタイミングでマウスピースを交換できないと治療計画通りに進まなくなってしまう可能性があるので、スケジュール帳やカレンダーに書いておくなど工夫をしてみるのがおすすめです。   ■まとめ   当院でもインビザラインによる歯列矯正を提供しております。インビザラインが気になる方はまず一度カウンセリングにお越しください。患者様の状態をしっかり把握したうえで、もっとも適した方法をご提案させていただきます。みなさまのご来院をこころよりお待ちしております。